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マットミーってどんな織物? |
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タイシルクってなにが違うの?その@ |
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タイシルクってなにが違うの?そのA |
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なにが違うの、タイシルク
(その2)
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前回お話したのは、タイの蚕は日本のそれより吐く糸が短いかわりに太い、そして、その太さがタイシルクの光沢になっているという所まででしたよね。
今回は、繭玉(まゆだま)からどうやって絹糸を取り出すか、と言うところからです。
2〜3日かけて蚕は繭玉は完成させます。それから、シルク糸を取り出す作業にかかっていくわけですが、ここで簡単にこの蚕が吐くシルク糸について説明しましょう。
右の図が吐かれたシルク糸の断面です。セリシン(タンパク質)と、フィブロンと言う物質から出来ています。このフィブロン(タンパク質)がシルクの美しさのもとなんです。三角形の断面が光をいろいろな方向に屈折させるため、あの独特の光沢が生まれるのです。そして、覚えてますか?、その@でも、お話したようにタイの蚕は太い糸を吐くことを、そう、このフィブロンも太いんです。だから光の屈折も他と違い、光沢も違ってくるんですね。
さて、シルク糸の取出しです。蚕が一生懸命作り上げた繭玉を、熱湯の中に入れます。すると、シルク糸には不要なセリシンだけが溶けてしまうんです。そしてちょっとかわいそうですが、中の蚕も死んでしまいます。そして、セリシンの溶けた糸を上手に10〜20本取り出し、それを1本のシルク糸に巻き上げていくんです。この糸は無限ではありませんから、途切れれば、次の糸を繭玉から取り出し、つなげていきます。この時、残った粘着性のあるセリシンが接着剤の役目をして、一本の糸にしていくのです。自然の力ってすごいですねえ。
糸を引き出すようすは左の写真です。タイでは、これら一連の作業は、すべて手作業です。なかなか根気のいる大変な作業ですよね。
引き出されたシルク糸には、まだ、不要なセリシンが残っています。このセリシンを取り除く為にもう一度、熱湯に入れ取り除きます。また、この時点では、シルクの糸は、お話したように黄色ですから、この色も漂白剤かライム水によって取り除かれます。そして、太陽の下で乾かされ、出来あがったのが、下の写真の生糸です。ここでようやくシルク生地になるためのシルク糸になったのです。

この生糸が、2本、3本と撚り合わされ、染色されて、あの美しいマットミーへと変わっていくのです。